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2006年8月28日 (月)

8/21~8/26のベストテン

  1. 風のない午後/織田裕二(5) 試聴
  2. 君という名の翼/コブクロ(5)
  3. 夏をあきらめて/サザンオールスターズ(2)
  4. 明日への扉/I WISH(2)
  5. 歌えなかったラヴ・ソング/織田裕二(2)
  6. KODO-鼓動-/織田裕二(2)
  7. 決心/織田裕二(2)
  8. 時をかける少女/松任谷由実(2)
  9. BLIZZARD/松任谷由実(2)
  10. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ/松任谷由実(2)

突然ですが、僕のパソコンが緊急入院・手術することとなりました。無事戻ってきてくれることを祈ってます。

今週1位の『風のない午後』は織田裕二本人が作詞した作品です。当時の織田裕二は自分の将来について思い悩んでいたそうで、この曲はその当時の心境が書き綴られたものになっています。
歌詞中に「何に耐えればいいのか 何を捨ててはいけないのか かすかだけど今わかる気がするよ」という台詞が登場します。僕は、耐えなければいけないこととは、挫折・失敗など人生に度々起こる辛い出来事、捨ててはいけないこととは自分の夢・希望だと解釈しました。つまり、人生には辛い出来事が多々起こるけど、そんな状況に置かれても決して自分の夢を諦めず、目の前の困難を一つずつ乗り越えていく。そうすることで人は成長し大人になっていくんだ。自分の父親の背中が鋼のように強く、そして優しく感じられたのも父親が幾多の困難を乗り越えてきたからだ。自分もそんな父親をめざそう。この歌詞には、そういうメッセージが込められている気がします。

===『風のない午後』な世界===

俺が歌手をめざすために上京すると両親に告げた日、お袋は猛反対した。その気持ちは痛いほどよくわかる。大学まで行かせてもらい地元の企業への就職も決まっていた。なぜ今さら人生を棒に振る必要があるのか。しかし、俺にはすべてを捨ててでも叶えたい夢があった。親父はそんな俺の夢を黙って聞いていた。意外だった。仕事一筋で真面目に生きてきた人である。俺の無謀な夢を聞いたら頭ごなしに反対するものと思っていた。沈黙の時間が流れる中、親父がようやく重い口を開いた。「後悔はしないか」。「しない」。「なら、好きなようにすればいい、お前の人生だ」。
上京してすぐ街に出てギター片手に歌った。しかし立ち止まってくれる人はいない。こちらに顔を向けてくれる人さえいない。次の日も同じだった。そして今日、外に出ようという気は起こらなかった。引越しの荷物の整理もできていない部屋に寝転がって幼い頃のことを思い出す。
あの日も今日と同じ、風のない夏の日だった。休日もほとんど仕事で家にいない親父が珍しく休みをとって釣りに誘ってくれた。その帰り際、はしゃぎすぎて眠くなった俺を背負いながら、親父がまた一緒に来ようなと笑って言ってくれた。いつもは仕事ばかりで目にする機会も少なかった親父。その親父の背中がこんなに大きくて優しいということに初めて気がついた。この時間が長く続けばいいのにと思った。
目をつぶって床に押しつけている自分の背中の感触を確かめると、親父の偉大さが改めてよくわかる。ふと「後悔はしないか」という親父の言葉が脳裏をかすめる。「もう後悔なんてしない。自分で選んだ自分の人生、立ち向かっていくしかないんだ」。その瞬間、心の中にあった迷いが吹っ切れた。ギターを手に部屋を出ると、相変わらずの暑さが待っていたが、今はその暑さも心地よく感じられる。

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2006年8月23日 (水)

8/14~19のベストテン

  1. 栄冠は君に輝く/関西合唱連盟(2)
  2. Dear.../TSUNAMI(2)
  3. 君という名の翼/コブクロ(2)
  4. 夏をあきらめて/サザンオールスターズ(2)
  5. 明日への扉/I WISH(2)
  6. 時をかける少女/松任谷由実(2)
  7. BLIZZARD/松任谷由実(2)
  8. ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ/松任谷由実(2)
  9. 青春のリグレット/松任谷由実(2)
  10. RIDE ON TIME/山下達郎(2)

全曲同率のベストテンです。1位を何にするか迷ったんですが、高校野球決勝が素晴らしい内容だったので、『栄冠は~』にしました。脇村高野連会長も仰ってましたが、本当に両校に優勝旗をあげたい気分です。今年も多くの感動を与えてくれた高校球児のみんなに感謝したいと思います。

僕にとって、この『栄冠は~』は高校野球以外の面でも思い出深い曲になっています。なぜかというと、ラジオ番組で初めてかかったリクエスト曲だからです。高校時代の夏だったと思うのですが、『栄冠は~』を求めてCDショップに行ったんですが、当時はタイトルがわからず、店員さんに「高校野球のテーマソングのCDありますか」と尋ねた記憶があります。店員さんが一生懸命調べてくれて、これですかね?と持ってきてくれたCDは確かに『栄冠は~』だったのですが演奏のみということがわかり、僕が歌声付きのCDじゃなきゃやだと駄々をこねると、その優しい店員さんはまた調べに行ってくれました。しばらくして戻ってきた店員さんの「残念ながら、うちには置いてないですね」の一言。僕にとっては「残念ながら、末期の癌ですね」と言われるのと同じくらいショックで悪魔の宣告のように聞こえました。
しかし入手できなければ、より入手欲というのは強くなるもので、こうなればラジオ番組にリクエストして録音だということで、当時よく聴いていたABCラジオのウシミツリクエストABCという番組にはがきを送ったんですが採用されず。『栄冠は~』を入手したいという欲望は1年たっても収まるどころかさらに強くなり、その翌年の夏も懲りずに同番組にリクエストはがきを送りました。そうしたらついに、はがきを読んでもらえて曲もかけてもらったんです。あの時の感動は忘れません。自分のペンネームが公共の電波に流れている、自分の汚い字をDJが読んでいると思うと大興奮で、肝心の録音ボタンを押すのを忘れていました。純粋ゆえに馬鹿でした。
結局、『栄冠は~』のCDを入手したのは、それからさらに数年後、第80回記念大会が行われていた甲子園球場となりました。

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2006年8月13日 (日)

8/7~8/12のベストテン

  1. 明日への扉/I WISH(6)
  2. 君という名の翼/コブクロ(5)
  3. Dear.../TSUNAMI(4)
  4. 夏をあきらめて/サザンオールスターズ(4)
  5. グッド・バイ・マイ・ラブ/アン・ルイス(4)
  6. あなたならどうする/いしだあゆみ(4)
  7. DO YOU REMEMBER/Paul Hardcastle/Helen Rogers(3) 試聴
  8. WONDERLAND/Paul Hardcastle/Helen Rogers(3)
  9. 栄冠は君に輝く/関西合唱連盟(2)
  10. RIDE ON TIME/山下達郎(2)

今週の注目は何といっても2位の『君という名の翼』。最新のヒット曲がランクインするというのは今回が初めてではないでしょうか。「青春」「仲間」「努力」といったキーワードが込められた歌詞にビビッと反応してしまいました。「青いしぶきに重なる残像、水際に浮かべた感情」や「追いかけてもすれ違う感情、振り払えはしない残像」の韻を踏んだ部分が特に好きです。

それからもう一つ今週注目してほしいのが7位と8位の曲。ともに『THE JAZZMASTERS Ⅱ』というアルバムに収められている曲です。このアルバムは初めから買おうと思って買ったのではなく、店で訳もわからず衝動買いしたアルバムです。
確か僕が大学生の頃、何がきっかけかは忘れたけどジャズに興味を持って、とりあえずジャズの名曲を買おうと店に行ったんです。でも、ジャズアーティストの名前なんて誰も知らないし、どのCDを買ったらいいものかとCDジャケットを順番に見ていくと、なまめかしいポーズで僕を誘惑してくる女性が写ったジャケットがありました。それがこの『THE JAZZMASTERS Ⅱ』というわけ(CDジャケットは試聴サイトでご覧頂けます)。
実際に曲を聴いてみると、自分が想像していたジャズとは全然違っていたんですが、これはこれで素晴らしいものでした。衝動買いの割には当たりを引いたなという感じ。夜寝る前に聴くと、その日の疲れが癒されて夢見心地のまま眠りにつくことができます。最近、疲れがとれなくて困っているという人にぜひオススメしたいアルバムです。

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2006年8月 6日 (日)

7/31~8/5のベストテン

  1. Dear.../TSUNAMI(7)
  2. 栄冠は君に輝く/関西合唱連盟(4)
  3. 瞬間/西浦達雄(3)
  4. グッド・バイ・マイ・ラブ/アン・ルイス(3)
  5. あなたならどうする/いしだあゆみ(3)
  6. 明日への扉/I WISH(3)
  7. 夏の日の1993/class(2)
  8. チャコの海岸物語/サザンオールスターズ(2)
  9. 絆/本田修司(1)
  10. 太陽は知っている/渡辺美里(1)

今日、88回目の夏の高校野球が開幕しました。毎年、開会式の一斉行進を見るたび、身体中の血が沸き立つというか、さあ高校球児の夢見る2週間、熱闘甲子園が始まるぞ、という感じで興奮を覚えます。

今週1位の『Dear...』は1997年、第79回大会の「熱闘甲子園」のテーマソングなんですが、この曲は高校野球ファンはもちろんのこと、失敗を恐れて事を始められない人、挫折からなかなか立ち直れないでいる人にもぜひ聴いてほしい曲の一つです。2番のサビの「Dear... 一つの終わりが終わりじゃなくて その心の傷は輝く勲章 そこから歩き出せれば いくらでも大きくなれるよ」という歌詞が共感できてすごい好きです。
また、この年の「熱闘甲子園」はオープニングも秀逸で、黒田征太郎の絵をバックに小林薫が伊集院静の詩を読むというものでした。特に、決勝当日の詩は『Dear...』の世界と通ずるものがあると思います。

===『Dear...』な世界(「1997年熱闘甲子園決勝の伊集院静の詩」)===

これが最後のゲームである
このゲームより先の夏はないのだ
ここまでの長い道のりにようやくピリオドを打つときが来た
君たちの歩んできた道のりに何百何千という選手たちの汗が流れ落ちたことだろう
どちらかが頂に立つ
しかしそれは頂点であって頂点ではない
勝者は胸を張って歩みたまえ
しかし敗れた者も堂々としたまえ
君たちは決して敗者ではない
熱闘甲子園という名前のピラミッドを支えた熱いひとつの石であり若木なのだ
凱旋の足音の向こうに次の夏へ向かう若いスパイクの音が聞こえる

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